絵を描いたり、陶芸をしたり、本を書いたり、歌ったり、踊ったり、映画を撮ったり、音楽を作ったり・・
クリエイティブ(創造的)なことを趣味や仕事にしている人は多くいます。
クリエイティブな仕事をしていなくても、日々の生活とクリエイティビティー(創造性)はいつも隣り合わせ。
美味しい料理を作ったり、仕事でアイデアを出したり、可愛いイラストやカードを書いたり、洋服やイベントをコーディネートしたり。
私たちはいつも何かを創造しながら生きています。
Contents
クリエイティブ・ブレイン
ネットフリックスで、人間の創造性のドキュメンタリーについての「クリエイティブ・ブレイン」が配信中です。
創造性とは何か?
本当の「オリジナリティー」というのは存在しないのか?
という問いかけに、人々は何もないところから何かを創造するのではなく、もうすでに存在しているものを改造することで発展してきたと言います。
人類は、同じ地球で生活を繰り返し、少しずつトランスフォーム(変身)して今に至るのです。
新しいものを作ってきたのではなく、今まで見てきたもの、使ってきたものを、より良いものに改良してきたのだ。
公式ホームページ : クリエイティブブレイン
クリエイティブな仕事をする人たち
この「クリエイティブブレイン」の中では、クリエイティブな仕事にする著名人からも、どのように作品を作っているかもインタビューしています。
その中には、超人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローン」の共同制作者としてもよく知られているD.B. Weiss氏も。
「ゲーム・オブ・スローン」は、神シリーズとして人気を博しているにも関わらず、その制作現場は、常に失敗の連続だったと語っています。
他には、カナダ出身で、テスラのイーロン・マスク氏との関係も噂になった、ミュージシャンのGrimes.
グライムスは、いつも人とは違うものを、みんなが「なんかそれ変だよ」というものを追い求めて制作を続けてきたと言います。
「多くの人が変」ということはまだ一般的に馴染みがなく、オリジナリティーを出せるということだからだそう。
ニューヨークのエンパイアステートビルディングのデザインを担当している、有名建築家Bjarkeは、クリエイティビティーは、今まで世の中に存在していなかったものを存在させる力も持っている、と語ります。
刑務所でも必要なクリエイティビティ
ルイジアナ州にあるLa Fayette Correctional Center の中では、自分の経験や考えていることを文章にしたり、絵にしたり、歌にしたりすることを推奨するプログラムを行なっています。
自分の頭の中を表現することによって、考えていることや過去の出来事を整理し、違う見方ができるといいます。
犯罪者に罪を償わせるだけでなく、その人たちにも人生があり、そうなってしなった経緯があります。
自分の感情を表現することは、刑務所でのクリエイティブな教育に重要であり、このクリエイティブな教育を受けた受刑者の80%以上が再犯しないという結果が出ていると。
つまり、人間にとって、クリエイティブな活動は、クリエイティブな仕事をする人だけに与えられた特別なことではなく、どんな人間も生きるために「必須」な行為なのです。
では、私たち自身がクリエイティブなこと、新しいものを生み出していくにあたって、どのような方法を取り入れていく必要があるのでしょうか。
クリエイティブの方法
Try Something New(新しいことをする)
転職してみること、何か技術を身につけることなど、新しいことに挑戦する事が大事です。
学ぶことは簡単なことではなく、イライラすることもありますが、何もないところから学ぶことがたくさんあるでしょう。
新しいことを学ぶということは、脳が刺激を受け活性化するということ。
今まで慣れ親しんできた古いものでは、脳は活性化しません。
クリエイティブなアイデアは、よく知っていることと、新しいことの両方を取り入れることが大事です。
PUSH Boundaries (境界線を押す)
居心地のいいところから出たり、自分の限界だと思っていることを試すことにより、物事の限度や限界を知ることができます。
心地よいところから、新しいところに行くのは、リスキーであり恐ろしく、ハラハラするもの。
しかし、そこから新しい発見が生まれるのです。
Don't be afraid of Failure(失敗を恐れるな)
成功している多くの人は、信じられないほどの失敗をしているようです。
失敗を恐れず、何度も挑戦をして、一歩ずつ進みましょう。
終わりに
子供達に絵を描いてもらって、1つとして同じ絵を描く子供がいないように、私たちのアイデアや創造はユニークでそれぞれに個性があります。
その個性を潰さないように、いいところを伸ばしあっていくことが大事です。
日々の生活で、あなたらしい「クリエイティビティ」を、失敗するのを恐れずに表現して行きましょう。
想像しているよりもいい結果が生まれるに違いありません。