30代で子宮頸がん高度異形成の発見。年に一回の定期検査では十分ではないかも!

病気になるまで知らないことがたくさんあります。

2016年の春、子宮頸がんのCIN3(高度異形成)で円錐切除術をしました。

30歳も過ぎてるし、一つや二つ体に問題が出てきてもおかしくない。

健康に気をつけていても、どうしようもないことは起こるもの。

関連記事;【男性にも女性にも知ってほしい】HPVの感染の原因は?

初めて偽陽性が疑われたのは2015年。

会社の定期検査・細胞診(膣の中に入れたブラシなどで子宮口付近をこすって細胞を取って異常がないか調べるの検査)で偽陽性が疑われ都内の有名な婦人科の病院に再検査に行きました。

結果は「経過観察」だったため、また一年後のフォローアップをすることに。

1年が経ち、毎年恒例の子宮頸がん検診(細胞診)に行くとまたまた偽陽性

この頃には、

・性行時に痛みとうっすら出血

の症状があり、これは絶対に何かにおかしい!と思いすぐ検診に行きました。

都内のかかりつけの婦人科は産科がメインだったため、その病院の医師から

「あなたのように細胞診で一定して引っかかっていて症状も出てる場合、高度異形成かもしれないのでもっと詳しく近くに子宮頸がん専門クリニックで型まで調べてもらった方がいいと思います。組織診だけでは十分な診断ができないのです。(細胞診は細胞の形を見て病変の進行を推測するものなので)紹介状書きますね。」

と言われ、紹介状を書いてもらいました。

その病院は都内でも大きな病院だったのですが、HPVの型を調べること(DNA診断)はできませんでした。その先生がその話をしてくれなかったら、私はHPVには型があることを知りませんでした。

その後、子宮頸がん専門のクリニック(南麻布の有名なクリニック)の先生のところに予約を入れ診察に向かいました。

子宮頸がんなどを専門にしているクリニックの先生はやはり手慣れたもんで、

「定期検診の細胞診だけでは、当てにならないんだよ。HPV(ヒトパピローマウイルス)の型で、今後癌化する確率があるのかどうか見てみないと。」

と言って、すぐ組織診(コルポスコープ)を施行することになりました。

全ての検査は自費で一回の検査で3万円くらい。

定期検診を信用していたので、私の頭の中は驚きでいっぱい!

子宮頸がんの定期検査は、全く異常がない人が異常がないかどうかは細胞を見て判断することができると考えられていますが、やや異常が見られる=グレーの人は確定的な診断は得られないのです。その後もしかすると癌化するかもしれないし、もしかすると治癒するかもしれないからです。

(婦人科ではありませんが)その時は看護師として働いていたにも関わらず、子宮頸がんの定期検診ではHPVの感染、子宮頸がんの確定診断は、細胞診だけで判断しても十分でないということを初めて知りました。

検査結果が分かるまでは「どうか癌ではありませんように。。」と不安な日々を過ごしました。

その間、子宮頸がんの病気についても、原因・今後など、くまなくリサーチしました。自分の体で何が起こっているのか理解するのに必死でした。

約1ヶ月後に検査結果が出たということで再度クリニックへ。

クリニックはいつも4、5時間待ちで、その日もやっと私の順番が回って来ました。

看護師として色々な患者さんにも会ってきたし、ある程度腹はくくってたと言うか…人生にはコントロールできないこともあるということぐらいは、学んできたつもりでした。

また、早期発見されれば今の医療でたくさんのことが解決できるということも、知っているつもりでした。

結局、何か腑に落ちない結果でも受け入れて、それなりの対処するしか方法はないのです。

結果は、不運なことに33型、16型の癌化する確率の高いHPVに2種類も!感染していることが分かりました。


16型と18型は子宮頸がんの原因の65%を占めている。
20~30代で発見される子宮頚がんは80−90%はこの二つの型が原因 である。
: Onuki M,et,a,Cancer Sci.2009;100(7):1312-1316)

医師は「すぐ円錐切除術をして、とってしまえば大丈夫だから」と言ってくれました。

関連記事:

【30代女性体験談ブログ】子宮頸部円錐切除術とは?術後の経過・後遺症について

個人的にはすぐ手術をして気が楽になりたかったのですが、術場&先生のスケジュールの空きがなく、それから1ヶ月半待ち、恵比寿の病院で手術をすることになりました。

私の頭の中は、

・結果がわかって良かった。(わからないときの不安が一番辛い)
・保険を確認しなければ。

という感じで次のことを考えていました。

関連記事:

【20代・30代女性へ】子宮頸がん(婦人科系の病気)になる前に!準備しておきたい保険のこと

参考サイトからの引用:

HPV6型、11型が見つかる病変はがん化しないということはほぼ間違いがないと考えられています。しかし、高危険型のHPVが見つかった場合、その異形成が確実にがん化するかというとそうではないのです。最もがん化の率が高いと考えられているHPV16型が見つかった場合でさえ、約20%にしかがん化は起こりません。HPV18型は欧米での研究から高危険型に分類されています。HPV18型は、先に述べました子宮頸部腺がんでは約50%に見つかりますので、確かに高危険型のウイルスと言ってよいと思います。しかし、病変の経過について研究がより進んでいる扁平上皮がんに限って言えば、お話は違ってきます。がん研の患者さんについて調べてみると、HPV18型が見つかった扁平上皮異形成でがん化したものは1例もなく、すべて無治療で自然消失、治癒しています。

がん研有明病院

HPV16型、33型、52型、58型が見つかった軽度異形成は、それ以外の型のHPVが見つかった軽度異形成に比べてがん化の危険が数倍高いという結果を出しました。しかし、これら高危険型と考えられるHPVが見つかった異形成でもがん化するのは6-7人に1人です。

がん研有明病院

HPV検査は従来の検査方法と組み合わせることによって有用性を発揮します。細胞診、組織診とHPV検査を組み合わせて行うことによって、経過観察のための検診をより効率的に行い、皆さんの定期検診に費やす負担を減らせるのではないかと考えています。
子宮頸部異形成と診断された場合、従来の検査方法での検診に加えて、HPV検査の結果を参考としながら適正な検診間隔を考えていくことが、現時点における最良の治療方針ではないでしょうか。

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