社会人で看護師資格を取るメリット・デメリット

私が正看護師の資格をとったのは、28歳の時でした。

学生時代、たっぷり遊んでいて気づくと20代も半ば。大学生活を終えて友人たちは就職し始め「このままではやばい!」と思ったのがきっかけでした。
 
私の父は地方公務員で真面目一本、母もとても保守的な考えの家庭に育ったため、「将来は手に職だよ!」なんてよく言われてました。が、聞いちゃいませんでした。

やっと人生の危機を感じ気を起こし、正看護師資格を取得し、三年間看護師として就労。

そんな私の経験から考える、社会人で正看護師免許を取るメリット・デメリットを書いてみたいと思います。

メリット:

収入が安定する

正看護師の収入は病院や働く部署によって様々ですが、不規則勤務、長時間労働、感情労働ということもあり、比較的高めで安定しています。

職に困らない

仕事を一時辞めてもまた再開することが出来ます。

日本は世界でも高齢化が進んでいる国の一つです。ピークはすぎたかもしれませんが、日本の総人口の27 .4%は65歳以上です。高齢になると悲しいけれど体に不調は現れるものです。病院や在宅で看護師として働いたり、いろいろな職があり、ライフスタイルにあった働き方が選べます。

もし海外で生活することがあった場合、日本の看護師資格は使えませんが、日本での看護師の学位は認められるため、英語力などの語学面をパスし、その国のキャリキュラムを補習すると(または試験に合格すると)海外でも看護師として働くことができます。

多くの先進国では看護職の職業的地位は高いです。

パプアニューギニアの民間病院はちょっと異色ですが(笑)

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しかし、パプアニューギニアでも国境のなき医師団やNGOなどで活躍する看護職の人はたくさんいます!

医療や健康について理解できるようになる

人間にとって一番大切なのは「健康」です。現在は、発展途上国に住んでいることもあり、すぐには病院に行くことはできません。(病院に行っても、逆に怪しいことも多々。汗)

自分・家族の健康をアセスメントできるというのはとても大切なことです。

タイムマネージメント力が身に付く

日々の業務の忙しさは並大抵のものではありません。

何人も患者を受け持ち、1日のスケジュールをこなし、患者や家族、医師からの急な要望にも快く答え、時間内に仕事を終わらせるように努力しないといけない。その中で、いかに業務をスムーズに効率的に行うかということが重要となります。

看護師になるまでは、人一倍のほほーんとしており、要領が悪かったのですが鍛えられました。

苦しいな〜と思うときは、自分が成長できているとき。振り返るといつも学びがあったと思っています。

ノーペイン、ノーゲイン(No pain, No gain)ですね!

人間の生き方を学ぶ

人間の病気・生死を客観的に見ることができるため、受け止めやすくなります。またいろいろな方々の医療・看護に携わり、それぞれの歴史や人生があることを気付かされ、大きな学びがあります。

いつどんなことがあっても後悔のない人生を送ることの大切さを学びました。

デメリット:

看護実習が辛い

正看護師の資格を取るために、私は3年間昼は学校、夜は仕事というような生活を続けました。講義の時はいいのですが、実習が辛い。手書きのレポートを毎日書き、明日のプランを立て、勉強する。

学校が終わって、パーっとレポート済ませて、仕事して、また次の朝とか五時起きみたいな生活でした。今はもう無理だな…

看護師一年目はもっと辛い

看護の実習を終えて、看護師免許取ってそれで終わりではありません。一年目はもっと辛い。(笑)1日病院に最高で13時間居たことありました。(働き始めて4月〜10月までが辛さピークだと思います)

学校で勉強したことなど、基礎の基礎でしかなく、薬の名前から効能、処置方法、何から何まで現場で学ぶことがたくさんあります。

結論

看護師資格を取るのは、専門学校で3年、大学で4年と時間はかかります。

そこから看護師としての経験を積んで看護・医療の勉強をして…とたやすい道のりではありません。しかし、看護師のキャリアとは身を助け、人間的成長も促してくれます。長い目で見てメリットの多い仕事だと言えるでしょう。

最近では女性だけでなく男性の看護師も増えており、大学院で修士や博士を取得し、キャリアアップも出来るようになっています。

病院などの現場で働く印象が強い看護師ですが、保健師・助産師・看護教育・国際医療支援などいろいろなキャリア選択ができるため、エキサイティングな職種です。

社会人から始めても遅くはありません。信じた道を進んでみてくださいね!