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人生変えたい方看護師さん必見!オーストラリア看護留学のメリット、デメリット

投稿日:2019-08-07 更新日:

「看護師」の多くの方が憧れたことがあるのは、「海外の医療現場」ではないでしょうか?

 

海外の医療現場で看護師として働いてみたい!

・発展途上国の医療ボランティアに携わってみたい!

・他国の看護の現場を知りたい!

 

看護師をキャリアとして選んだ人の多くはとても勉強熱心で、

人の役に立ちたいという気持ちが強いですね。

 

しかし、残念なことに日本で取得した「正看護師免許」では看護師として海外で働くことができません。

そこでここ数年人気を集めているのが「看護留学」

アメリカ、カナダ、ハワイ、東南アジア、イギリスなど各国で、

短期・長期など様々な看護留学のプログラムがあります。

 

その中でも、日本人の看護師に人気な看護留学プログラムが、オーストラリア

ワーキングホリデービザを利用して、看護助手の資格をとり、看護助手として働く!

看護留学・有給インターンというものです。

 

オーストラリアの労働条件はしっかりしており、最低時給が20ドル!(1500円ぐらい)、ゆとりあるライフスタイルなどが人気な理由としてあげられます。

今回は、看護師さんに人気のオーストラリアへの看護留学のメリット・デメリットを経験をもとに考えていきます。

 

オーストラリア 看護留学メリット

広い視野・新しい価値観を持てる

学校を卒業して、病院に就職した看護師さんがほとんどですね!

・仕事は頑張っているけど、何かがかけている?

・自分の幸せをもっと見つめたい。

・違う世界も体験してみたい!

・日本の生活に疲れたから、ちょっと休憩したい。

と思う人が多くいるはず。

 

海外生活を通して、色々な国の人々と出会ったり、日本との違いを知ることで、

広い視野を持てる人に成長すること間違いありません!

 

経験値が増え、新たな可能性を発見できる?

看護留学中には、日本で看護師として働いていた時にはできなかった体験ができます。

例えば、

・医療職以外のアルバイトをする

・国内海外旅行にいく

・新しい趣味を始める

・国際恋愛をしてみる

などなど。

ワクワク・ドキドキ・ハラハラした経験ができるはず!

自分の好きなこと、やりたいこと、興味のあることがもっと明確になったり、

自分に自信を持ってきたら、新たな可能性を発見することができるかもしれません。

 

英語を習得できる

英語圏なら、嫌でも「英語」を習得しないといけない環境に身を置くことになります!

国内で英語を勉強することもできますが、やはり語学習得の一番の近道は、

英語環境にどっぷり浸かること。

今まで「英語を取得したい!」と思っていた人にとってはまたとないチャンスです!

1、2年で英語上級者まではなかなか難しいですが、留学で日常会話はバッチリになるでしょう。

英語ができると世界が広がりますよ!

 

看護・医療英語について学べる

看護助手(AIN)の講義では、医療英語が学べます。

そして、オーストラリアの医療システムや看護システム、倫理、職場環境なども学ぶことができます。

オーストラリアの「チーム医療」や「在宅ケア」は先進的で人権や、働く人、患者の幸せが同じように考えられているため、「こんな考え方もあったのか!」と学ぶところが多いはず。

 

下見・情報収集ができる

「看護留学」をしたい人の中には、ただ一年看護助手としての経験を目的とせず、

今後オーストラリアで看護師免許を取得したい!

という方もいます。

日本人のオーストラリアでの正看護師免許取得には、高度な英語能力が期待され(IELTS7.0ぐらい)、多額な学費(500万円〜1000万円ぐらい。学校や方法、期間により異なる)がかかります。

また看護資格が取れても「永住権」の取得が難しいため、それを理由に希望したところに就職がなかなか見つからないことも。

しかし、オーストラリアの医療看護が好きで、何よりオーストラリアのライフスタイルに恋に落ちる人も多いのです!

大変な道のりですが、海外で看護師免許を取ることもできます。

日本で看護師として働いていた時には考えられないような、次のステージがあなたを待っているかもしれません。

 

オーストラリア 看護留学デメリット

お金がかかる

看護留学・有給インターンコースといえども、初期費用(色々な手配+1ヶ月のホームステイ+ワーキングVISA +予防接種など+海外保険+数ヶ月の語学学校+看護助手(AIN)資格取得の学費などなど)としてで120~150万円くらいはかかります。

これとは別に、学生の間の生活費、家賃は別で払います。

オーストラリアは、時給も高いですが、生活費もとっても高いです。

通常ワーキングホリデービザでオーストラリアに行くだけならあまりお金はかかりませんが、オーストラリアの語学学校は基本的に高額。

看護留学は、看護助手(AIN)の資格を取得するため値段がまた上がります。

 

看護助手(AIN)として豊かな生計を立てるのは並大抵ではない

語学学校が終了して、看護助手(AIN)の資格も取れて、

やっと働ける〜!!と多くの人が思います。

 

看護助手(AIN)の資格を取得する前は、

・時給20ドル〜40ドルで働けますよ!

・日曜日や夜勤は時給が2倍ですよ!

・日本で看護師するよりも稼げます。

ということが言われてますが…

ということは、一日たったの5時間、週5日働いて、2500〜3000ドル/月以上は稼げる?!

夜勤や日曜日の仕事を増やして、もっと長時間が働けば頑張れば、4000〜5000ドル/月ぐらい普通に稼げるのでは?!

と思いますね。

この計算自体は間違っていませんが、日本でも海外でも楽しては稼げないのも事実。

日本のストレス社会から解放されたと思ったら、海外でも日本とはまた違うストレス社会が待ち構えています。笑

 

看護助手(AIN)の仕事はとっても大変!

・オーストラリアは、患者の移動に器具(マシーン)を使うから働く人に優しい

・ティータイムがあるなんて素敵!

・定時で帰れる

など良い点もあります。

 

しかし、

看護助手(AIN)の仕事は、体力的にも日本の看護師よりもとっても大変!

看護助手(AIN)の仕事のほとんどは、オーストラリアの老人ホームです。

オーストラリアは老人ホームや認知症のケア施設などが充実しており、郊外に点在しています。

この看護助手(AIN)プログラムでは、病院と契約するのではなく「派遣エージェント」と契約をし、派遣されて毎日シフトが足りない施設を点々とします。

早朝4時〜6時に

「〇〇ホームで病欠が出たから、朝のシフトに今から行けない?」

と連絡がランダムに来ることも多くあり、

自家用車がない人はバスを乗り継ぎ何時間もかけてそこに行きます。

朝が弱い人にはとっても辛い!

(日曜や夜勤のシフトは時給が2倍のために、回ってくることは少ないです。)

決められた短時間の中での、毎朝7時からのシャワー介助、食事介助など、目も回る忙しさ。

5時間で体はヘトヘト。慣れない環境で精神的にもストレスフル。

毎日違う職場のため、毎日新しい情報を取り直したり、人の名前もわからず、ただただ業務をこなす日々がだというのが実際ですね。

医療英語以外に、医療として学ぶことは仕事の中ではとても少ないです。

また、職場には色々な国の人たちが働いています。

オーストラリアの医療現場は、ネパール系、アフリカ系、フィリピン系...

その日しか現れない派遣社員がチームの一員として大事にされない傾向にあるのは、想像いただけるでしょう。

 

英語の学習が大変

「英語はなんとかなるさ〜!」ということで、看護留学に飛び込むのも悪くはないです。

大切なのは、行動力ですからね!

しかし、言葉が通じない、単語がわからない、相手の言っていることが理解できないでは、なかなか厳しいものがあります。(語学学校の後は、本格的に働きますから)

語学学校でも英語のレベルに合わせてクラス分けをし、その人にあったレベルで指導をしてくれます。

看護助手(AIN)の講義を受け、資格を取るために、ある程度英語力を上げなくては行けません。

もちろん、英語の伸びが足りなかった人は、また数十万円を語学学校に払って追加補修を受ける必要があることも。

 

英語の習得には時間がかかりますが、英語の基本は自分で学習しておくことが大事です。

 

不公平な気持ちになる?

「看護留学」とはいえ、海外で生活をするのは簡単ではないというのは、ここまででご理解いただけでしょう。

最後に自分の努力ではどうにもならない「差別」や「不公平感」です。

日本で日本で住んでいて「差別だ〜、不公平だ〜」と感じることはそんなにないですが、

海外にその国の人ではない人が住んでいたら、差別を受けることや、不公平だな〜と思うことが少なからずはあるでしょう。

オーストラリアの都市部は色々な人種の人がいるので、人種差別は時々しかないですが、

ワーキングホリデーで永住権がないとアルバイトでも雇ってもらうのが難しかったり、

働いているときに時には嫌な言葉を受けることもあるかもしれません。

(または、低賃金でも良いから働きたい人を狙った最低賃金以下の不法労働を強いられることも)

いつも「アウェイ」であるということを感じながら、強くたくましく、自分の目的やポリシーを持って生活することが大事です。

 

まとめ

メリットもデメリットもあるオーストラリアの看護留学ですが、

結果的には全ていい経験になること間違いなし!

(自分の身の安全には気をつけてくださいね)

看護留学そのものが、大学院進学や医療資格の取得などのに比べて、明らかなキャリアアップにつながると言えませんが、視野を広げる、行動を起こすきっかけになるのは確かです。

看護留学を良いものにするも、楽しくなかったものにするも、

どちらもあなたの「目的意識」「行動力」次第です!

看護師という職場復帰しやすい仕事だからこそ、今しかできない体験をしてみてください。

 

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