こんな方におすすめ
- コールドプレスソープの基本的な作り方が知りたい
- コールドプレスソープのレシピが知りたい
「手作り石鹸を作ってみたいけど、作り方がわからない!」
という方のために、コールドプレスソープの基本的な作り方・計算方法をご紹介します。
<<準備するもの>>
・泡立て器
・ボール
・耐熱計量カップ
・泡立て器
・温度計
・ガラスのマドラー
・手袋&エプロン
・ゴーグル(メガネ)
(酸化が進むため、鉄の器具は使わないようにします。)
<<準備する材料>>
・油
・苛性ソーダ
・精製水
・エッセンシャルオイル(お好みで)
Contents
コールドプレスソープ1 : レシピを作る
コールドプレスソープの基本は油、苛性ソーダ(★)、精製水(☆)のみです。
色や香りをつけるために、マイカを使用したり、香りをつけるためにエッセンシャルオイルと入れます。
例))オリーブオイルのみの石鹸 (500gバッチで作る場合)
A オリーブオイルの量(500g)× 鹸化率(187←オリーブオイルの鹸化率)× 0.713 ÷ 1000=苛性ソーダの量(g)
B 苛性ソーダの量(g)×鹸化率(90%)= 実際に使用する苛性ソーダの量(g)★
→この鹸化率とは、石鹸をどのくらいの硬さにするかということです。
100%にしてしまった場合、全ての油が固まってしまうので、お肌に油分が残らない石鹸ができてしまいます。
洗い上がりがしっとりする石鹸を作るには、鹸化率90%ほどの石鹸を作ります。
この鹸化率は、好みの石鹸の硬さや温度・湿度によって90〜95%で調整することが好ましいです。
C オリーブオイルの全体量 × 30%=精製水の量(g)☆
*数種類のオイルを混ぜて使用する場合は、Aの計算をそれぞれ行い苛性ソーダの合計を算出します。
そして、Bの苛性ソーダの量はこの合計のため、計算をします。
それぞれのオイルで鹸化率は違うのでインターネットで検索して、それぞれのオイルの鹸化率を計算に使用しましょう。
コールドプレスソープ2 : 精製水☆と苛性ソーダ★を混ぜる
計算した精製水と苛性ソーダを混ぜ合わせます。
この時に必ず苛性ソーダに水を少しずつ入れガラスのマドラーで混ぜます。
温度が急激に100度近くになるため、火傷に注意し直接肌に触れないようにします。
コールドプレスソープ3 : 油を40〜45度に温める
電子レンジか湯煎で油を温めます。
温めすぎると油を痛めてしまうのでこまめに温度を測りながら40〜45度になるようにします。
コールドプレスソープ4 油と2を混ぜ合わせる
2で準備したものが温度40〜45度になったら、3を入れて泡立て器で混ぜ合わせます。
トレース(カスタードクリーム状)が出るまで混ぜます。
電動泡立て器も使用可能ですが気泡が立たないように、油が飛び散って皮膚に絶対に付着しないように気をつけます。
カスタードクリーム状になったらOKです。
エッセンシャルオイルを入れる場合は、カスタードクリーム状になる前にエッセンシャルオイルを入れて香りつけします。
(エッセンシャルオイルによってはトレースを早める作用があるため気をつけましょう)
コールドプレスソープ5 : 4を型に流し込む
石鹸のバッチや牛乳パックなどに4を流し込みます。
型に流し込んだら、型の底をテーブルにトントンとし気泡を上に逃します。
すると、形の良い石鹸ができます。
これはコーヒー石鹸↓
カラフルに色づけするとこのようになります。↓
コールドプレスソープ6 : 24時間保温する
型に入れた石鹸をラップ、または蓋をして保温バックに入れます。
ダンボールで保温しても大丈夫です。
温度が低い秋や冬には周りに新聞紙やタオルをかけて保温をしましょう。
コールドプレスソープ7 : 石鹸が固まっていたら型から出す
24時間経過し、石鹸が固まっているか確認します。
石鹸が固まっていたら型から取り出し、専用の石鹸カッターやナイフでお好みの大きさに石鹸をカットします。
メモ
24時間経っても石鹸が固まっていなかったら型から取り出せる固さになるまで置いておきます。
コールドプレスソープ8 : 1〜2ヶ月乾燥させ石鹸を熟成させる
石鹸を風通しの良いところに保管し、石鹸を熟成させます。
目安は最低1ヶ月です。
注意ポイント
苛性ソーダは劇薬で、肌や目に付着すると少量でも火傷します。
コールドプレスソープを作る際は必ず、エプロン、ゴーグル、手袋を使用しましょう。
参考
計算いらずのオススメ基本レシピ!
<材料> 620gバッチ用
オリーブオイル (446g)
ココナッツオイル (112g)
パームオイル (62g)
精製水 (217g)
苛性ソーダ (81g)
おわりに
オリジナルの手作り石鹸は、見た目も可愛いだけでなく、環境にも優しいです!