健康&婦人科

【子宮頸がんになると子供が産めないの?】子宮頸がんと妊娠の関係性

投稿日:2019-01-14 更新日:

子宮頸がんのHPV検査で陽性だった方や、すでに円錐切除術を受けた女性が気になるのは、「子宮頸がんと妊娠の関係性」です。

 

私も2016年に、HPV16型33型に感染し、子宮頸がんの高度異形成で円錐切除をしました。

 

残念ながら、手術ではハイリスクHPVである33型が取りきれず、今も残っています。(涙)

 

現代でも、多くの女性がこの「子宮頸がんのリスク」を抱えています。

 

それと同時に、「子供も産まないと!」という年齢から、妊娠・出産を考えている方も多いでしょう。

 

私もその一人!

 

 

 

 

子宮頸がんにかかりやすい年齢は、20代から40代までと言われており、ちょうど妊娠や子育てをする時期と重なります。

 

そのため、子宮頸がんは別名「マザーキラー」とも言われています。

 

 

子宮頸がんにかかりやすい年齢

子宮頸がんが多く発生するのは、子宮頸部の入り口である外子宮口のあたりです。

年代別にみると、子宮頸がんの罹患数は、20代後半から増え40代がピークになります。若い女性に目立つがんです。

日本対がん協会

 

私が初めて子宮頸がん検診に引っかかったのは、30歳の時。

 

そして、33歳の時に円錐切除術を実施しました。

 

33歳というと、女性は育児や仕事に追われている年齢ですね。

 

自分のことは後回しになり、検診にいけなかったり、子宮頸がんの発見が遅れることが懸念されています。

 

 

 

 

 

子宮頸がんになると子供が産めないの?

 

子宮頸がんは、早期発見し、円錐切除術を行なって病変が切除できたら、妊娠・出産できると言われています。

 


一般的に、目視でがんと診断できない状態(微小浸潤がん)では、病変部を含めて子宮膣部(膣部:子宮の下部で、膣鏡で観察できる範囲)を円錐形に切り取る手術を行えば妊娠可能です。


この手術後に妊娠すると、妊娠9か月以降での早産が増えるとの報告があります。手術の結果、頸管部(子宮頸部:外子宮口と内子宮口の間)が短くなり、その結果、早産が増えると考えられています。

妊娠を希望する場合は、手術前にそのことを担当医に伝えることが大切です。がんなので、必要にして十二分な切除が行われることが多いですが、必要にして十分な手術を行うことで早産防止を可能にできる場合もあります。

進行したがんは通常、子宮と周辺組織診を含めて広範囲に切り取る手術(子宮頸がん根治術)を行いますが、条件が合えば広汎子宮頸部摘出術を行い、妊孕性(妊娠のしやすさ)を温存できることが可能です。がんの大きさや部位などを検討し、がんを十分に切除でき子宮側から見て子宮頸部を残すことができると判断できれば、この手術が可能となります。


これまで述べてきたのは、皮膚組織に類似した扁平上皮がん症例で、同じがんでも分泌細胞(粘液を出す細胞)由来の腺がんについていえば、微小浸潤線がんは個々の症例によって扱いが異なり、進行がんでは子宮頸部温存治療を行っていません。

子宮頸がん検診啓発サイト

 

このように、円錐切除術の弊害として、妊娠9ヶ月以降の早産のリスクが高まると言われています。

 

私も円錐切除術時、妊娠希望の私のために医師がやや少なめに切除してくれました。

 

それにより、HPV33型は残存してしましたが、これは妊娠した時に、早産や流産のリスクを軽減してくれたと考えています。

 

33型のフォローアップは今後も継続していく予定です。

 

 

 

 

 

 

子宮頸がんの発見の3%は妊娠中?

 

子宮頸がんの発見の3%は妊娠中であると言われています。

 

合併症として妊娠中にHPVに感染する場合もありますが、以前の検査では陰性だったにも関わらず、

 

中には、妊活を始めた頃に子宮頸がんを診断され、子宮全摘をされた方もいます。

 

 

 

 

子宮頸がん検診定期的に受け、必ず型まで調べましょう。

 

 

 

 

 

HPVウイルスの母子感染は?!子宮頸がんが赤ちゃんに与える影響

 

HPVウイルスの種類は100以上あります。

 

その中に、子供にも影響を与える可能性があるHPVウイルスがあります。

 

HPV6型11型、時々16型です。

 

このHPV型で感染するのは、「尖圭コンジローマ(Condyloma acuminatum)」です。

 

病変は性器周辺に現れ、分娩時に産道感染で母子感染することがあるようです。

 

小児の呼吸器に感染し呼吸困難を起こすこともある、妊婦は特に要注意のHPVウイルスです。

 病原体は、ヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス human papillomavirus:HPV)で、このウイルスは多くの種類がありますが、主にHPV-6とHPV-11、時にHPV-16がこの疾患を生じさせます。
 性交及び性交類似行為で、皮膚や粘膜の微小な傷から侵入して感染します。まれに手指や病変部位に接触する物を経由した接触感染で感染することがあります。また、分娩時の産道感染で母子感染することがあります。

東京都感染症予防センター

潜伏期は数週間から2~3か月で、症状は、性器及びその周辺や子宮頸部や膣、肛門及びその周辺などに粒状の表面を持つ乳頭状、トサカ状あるいはカリフラワー状、あるいは扁平なイボが複数あるいは単独にできます。また、かゆみやうずくような痛みが伴うことがありますが、感染しても気が付かないことが多くあります。
 このイボは良性の腫瘍で、自然に治癒することも多くありますが、時に癌に移行することがあります。HPV-16、18、52、58などに感染した女性の場合、子宮頚部に感染し、子宮頚癌の発癌要因になることもあると考えられています。
 母子感染すると、小児の呼吸器に感染して呼吸困難をおこすことがあります。

東京都感染症予防センター

 

妊娠前の子宮頸がん検診はもちろん大事ですが、四価のHPVワクチンの接種も有効です。

 

有効な予防法は、四価HPVワクチン接種です。
 予防には、ヒトパピローマウイルスを排出している相手との性的な接触を行わないことですが、無自覚で感染している場合もあり、ウイルスを排出しているかどうかを判別するのは困難です。性行為だけでなく性交類似行為も含む性的接触時にはコンドームを必ず使用することで予防ができますが、完全に防ぐことはできません。

東京都感染症予防センター

 

私もHPVの16型が除去できただけでも、良かったかなと思っています。(涙)

 

おわりに

 

子宮頸がん、HPVウイルスと言っても多くの種類と特性があります。

 

年に一回の定期検診だけでなく、結婚前、妊活中は特にHPVの型を調べる組織診(コルポスコープ)を受けましょう。

 

 

 

 

 

 

まだ、会社の定期検査・細胞診(膣の中に入れたブラシなどで子宮口付近をこすって細胞を取って異常がないか調べるの検査)でも陽性出てないのに?と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、子宮頸がんの原因になるHPVは、女性の約80%は知らない間にかかっているとてもありふれたウイルスです。

 

今までの検査では陰性だったのに、妊娠中にHPVのハイリスクなウイルスに感染していたことがわかったというのもよくあるようです。

 

結婚や妊娠を控えている方は、信頼できる専門医に早めに相談してみてください。

 

早期に発見されることが一番です。

 

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